床下に電力・通信用配線および空気調和設備等の機器・機能を収納する床で、床下への配線作業が容易にできる構造を提供するものです。
特徴
- ウッドコア+スチールのカシメ構造により高強度、高耐久性を実現し、更に局部的な陥没や充填材の割れの発生も無く耐久性に優れています。
無機質充填パネルの弱点の解消
- パネルロックシステムによりガタツキが無く、優れた歩行感が得られます。
- ウッドコアの採用により、充填タイプでありながら中空タイプ並みの軽量パネルです。
- 支持脚共通化設計で、3000N、5000Nパネルの併用が可能です。
- 全てのパネルには配線取り出し機能を備えています。
- 全てのパネルの1辺には、25㎜×7.5㎜の配線取り出し口を2箇所備え、パネルを2枚向き合わせることで25㎜×15㎜の配線口が2箇所形成されます。
Φ13㎜のケーブルなら2本×2箇所の取出しが可能です。 - パネルの芯材には木廃材を原料とする再生材を使用し、エコマーク認定を取得しています(第09123037号)。
- パーティクルボード+スチールのカシメ構造により高強度を実現。さらに陥没・割れの発生も無く、耐久性に優れています。
- パーティクルボードの採用により充填タイプでありながら中空タイプ並の軽量パネル
- 全面スチールで覆われて木部の露出はありません。
- 新パネルロックシステムによりガタツキが無く、優れた歩行感が得られます。
- パネルの軽薄化により、より広い配線スペース確保の実現
- 全てのパネルに配線取り出し機能を備えています。
環境配慮設計 ゼロエミッション
- ア材のパーティクルボードに使用している木●は廃材を使用しています。
(エコマーク認定品:認定番号 第09123037号) - 廃材処理はクラッシュ分別を行い、銅板は再資源化、コア材はサーマルリサイクルできます。
標準パネルでも配線取出可能
- 標準パネル辺に25mm×7.5mmの配線取出し口を2ケ備えています。
- パネル2枚を向き合わせることで、25mm×15mmの配線取出し口を形成することが可能です。
「安心」「安全」なOAフロアシステム
切欠きパネルの切欠●にも細かな配慮配線への危険防止も万全です。
- 欠蓋はオールスチール製の為、パネル同様に不燃であり、衝撃負荷によるワレ、カケはありません。
- 切欠蓋はパネル勘合される設計である為、切欠蓋のズレ、音鳴りの発生はありません。
また、表面仕上材を捲った際に表面材と一緒に切欠蓋まで捲れあがることもありません。
【特許第4292139号】【特許第4292140号】
※切欠蓋の通常収まり状態では、ハイヒールが落込む貫通穴はありません。
※配線取出し時には、切欠蓋を180°回転させることで配線を簡単に取り出すことができます。
耐震性能
OP2システムは、(一社)公共建築協会が規定する評価基準による振動試験の結果、所定加速度1.0Gに対して異常なく、その安全性が証明されました。
試験概要
試験方法 | JIS A1450:2009[フリーアクセスフロア試験方法]6.8振動試験による | ||||
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所定のおもりの質量 | OP2-3・3W:200kg OP2-5・5WP:3500kg | ||||
所定加速度 | 1.0G(1000cm/s2 | ||||
支持脚・床高さ |
FX脚・H=200(タイルカーペット含む) FX-BP脚・H=300(タイルカーペット含む) |
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判定基準 |
パネルの脱落及び使用上支障をきたす、損傷、 せり上がり、隙間及び水平移動がないこと |
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JAFA (フリーアクセスフロア工業会) 規格 |
2009.10 |
試験項目 | 試験方法 | 評価基準 | |||
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寸法測定 | パネルの長さ、高さの測定(0.5mm単位での測定) | メーカーの仕様による | |||
静荷重試験 | 最弱部における、所定荷量※2 時の変形量と残留変形量を測定 | 変形量:5.0mm以下/残留変形量:3.0mm | |||
衝撃試験 | 最弱部における、質量30kgの砂袋を250mmの高さより自由落下させた後の残留変形量を測定 | 残留変形量:3.0mm以下/目視による損傷がないこと | |||
衝撃試験 | 最弱部における、質量30kgの砂袋を250mmの高さより自由落下させた後の残留変形量を測定 | 残留変形量:3.0mm以下 | |||
ローリングロード試験 | 最弱部における、所定荷量※2を加えた車輪を5,000往復させた後の残留変形量を測定 | 残留変形量:3.0mm以下 | |||
燃焼試験 | 試験体中央部の下端で0.5cm3のエタノールを燃焼させた後の残炎時間を測定 | グレードⅠ:残炎時間0秒/グレードⅡ:残炎時間0超60秒以下 | |||
帯電性試験 | 接地された銅板上に設置した試験体の中央と接地の抵抗値を絶縁抵抗計で測定 | 一般事務室など:U値0.6以上/電算機室など:U値1.2以上 | |||
漏えい抵抗試験 | 接地された銅板上に設置した試験体の中央と接地の抵抗値を絶縁抵抗計で測定 | 漏えい抵抗:1.0×106Ω以上 | |||
振動試験 | 1.000mm×2,500mm以上の面積を設置した試験体に所定のおもり※2を載せ、所定の最大加速度※2で、2Hz、3波の加速波形で加振し、加振後の状態を確認 | パネルの脱落がないこと |
※制度が要求されるフロアについては別途規定。
※2 所定荷量、所定のおもりや最大加速度については受渡し当事者間の協定により決定。
尚、詳細につきましては工業会発行の「フリーアクセスフロア試験方法(JIS A 1450:2009)に基づくフリーアクセスフロアの性能評価」をご参照下さい。